路面サインは「歩行者・自転車・車」の通行時において目線上にあり視認しやすく、情報伝達機能に優れたサインと言えます。立面サインは「歩行者・自転車・車」の通行の妨げにならない場所に設置されることが多く、サインを見落としやすい状況が発生します。また通行に必要な前方視野の妨げになるケースもあります。

路面サインは「周辺環境、街並み景観」に対して影響が少ないサインと言えます。サイン設置において問題の一つが、既存の環境や設置物(交通サイン、商業サイン、街路樹など)との共存です。立面サインの乱立は街並みの景観を大いに損ねることもあります。

路面サインは「歩行者・自転車・車」通行の物理的安全性を確保しつつ、視覚的にも妨げにならないサインと言えます。視認しやすい場所に立面サインを設置した場合、どうしても通行時の安全性に問題が起きる場合があります。