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今年(2025年)の冬も各地でたくさん雪が降っています。降雪量が多くなると、心配になるのが道路の交通規制ではないでしょうか。
今回は そんな大雪と交通規制の関係性について調べてみましたので、皆様の安全対策にお役立ていただけると幸いです。
目次
国土交通省『この冬の大規模滞留事例と大雪時の道路交通確保対策の主な取り組み(平成30年)』より引用
大雪かどうかを判断する方法として、『大雪特別警報※』・『大雪警報』・『大雪注意報』があります。
これらは大雪による災害や交通障害を防止するために気象庁が発表し、段階的に警戒を呼び掛けるものです。
全国一律の基準はなく、普段は雪が少なく住人が雪に慣れていない地域では、毎年雪が積もる積雪地域と比較して少ない降雪量で発表されます。また、短時間に集中的に雪が降る場合も発表されることがあります。
※2025年現在、大雪特別警報の発表例はありません。
冬季道路交通確保対策委員会『大雪時の道路交通確保対策 中間とりまとめ(平成30年)』より引用
これまで、高速道路や国道等の各道路管理者は、それぞれが管理する道路を『出来るだけ通行止めにしない』ように除雪などの対応をしてきました。
しかし近年は集中的な大雪により大規模な渋滞が繰り返し発生しているため、平成30年以降『予防的な通行規制』が積極的に行われるようになりました。
予防的な通行規制とは車両滞留を予見した時点で交通規制を行うことにより、『集中除雪』をすることで早期に通行を再開し、道路ネットワーク全体の通行止め時間の最小化を図るものです。
まずは正確な情報を確認しましょう。
高速道路会社や交通情報提供サイトで最新の道路状況を確認します。
ラジオやスマートフォンのアプリで交通情報をチェックするのも有効です。
高速道路が使えない場合に備えて、一般道路や別の高速道路のルートを検討します。
ナビゲーションシステムを利用して、適切な迂回路を見つけるておくと、いざという時に慌てずに行動できます。
積雪が予想される場合は、無理に出発せず天候が落ち着くまで待つことを検討してください。
緊急性がない場合は、旅行や移動を延期するのも安全確保ために大切な1つの方法です。
どうしても移動が必要な場合は、冬用タイヤの装着やチェーンの持参、除雪用具(スコップなど)の準備を忘れずに行います。
長時間の渋滞に備えて、十分な飲食物や毛布などを備えておくことも重要です。
渋滞に巻き込まれた場合に備えて、燃料の確認をしっかり行い、早めに給油しておきましょう。
電気自動車も同様で、充電を万全にしておくことで、安全・安心につながります。
路面標示の防災対策には、『災害を学習・啓発する』ことと『避難場所・避難行動を知らせる』という2つの方法があると考えています。
このうち大雪(降雪・積雪)に対する安全対策としては『災害を学習・啓発する』ことが有効であると考えられます。
右写真の冠水標示のように、災害が起こりえる特定の場所を明確に示すことは難しいかもしれませんが、『降雪時、通行止めの可能性があります』や『〇〇cmの積雪で通行止めになります』のように、災害が発生する前に危険性を周知させることは出来るかもしれません。
今回は、大雪とそれに伴う交通規制を取り上げました。皆様がお住いの地域では、今年の積雪はいかがだったでしょうか?
近年は、今まであまり雪が降らなかった地域でも降雪・積雪が多くなったように感じます。
降雪・積雪への対策として、私たちに出来ることを皆様と一緒に考えていきたいと思います。
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