ブログ > サンコーニュース > 交通社会実験で活用される「貼って剥がせる」路面標示 2024年 vol.169

交通社会実験で活用される
「貼って剥がせる」路面標示
サンコーニュース 2024年 vol.169

初稿日:2024.04.25

更新日:2024.05.21

 

今回のサンコーニュースは、当社屋外路面シート製品を活用した最近の交通社会実験の概要や施工例、製品特長をご紹介します。
国土交通省は、道路に対する価値観やニーズの多様化、生活環境に対する意識の高まりに対応するため、幅広い意見を採り入れながら1999年より社会実験を実施しています。そして全国の自治体でも同様に実施をしています。

 

交通社会実験は実施期間が決まっているため、路面標示には「貼って剥がせる」短期設置用の屋外路面シート製品が最適です。当社製品の「グランシャルシート」「サポートライン白・黄」「サポートライン黒」は実験終了後も路面をほとんど損傷せず、現状復帰することができます。
今回ご紹介した施工例以外にも、全国各地で様々な交通社会実験に当社製品が活用されています。詳細については、お問い合わせ下さい。

 

 

社会実験とは

 

社会実験とは、地域におけるにぎわいの創出、まちづくりまたは道路交通の安全の確保等に資するため、社会的に影響を与える可能性のある道路施策の導入に先立って、関係行政機関、地域住民等の参加のもと、場所や期間を限定して当該施策を試行・評価し、もって新たな施策の展開と円滑に事業を執行することを目的とするものです。

※国土交通省ホームページより。

 

 

 

交通社会実験:例1)
街を走る自動運転の実証実験

 

実験場所 :島根県飯石郡飯南町

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実験目的 :

自動運転に対応した道路空間等の整備、地域の実情に応じた運行管理システムやビジネスモデルの構築に向け、長期間(40日間)の実証実験を実施。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実験内容 :

①赤名宿ルート(約2.7km)道の駅「赤来高原」~赤名地区民家連担地を走行。

②リンゴ園ルート(約1.5km)道の駅「赤来高原」~観光リンゴ園を走行。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実験期間 :2020年9月1日(火)~10月10日(土)(40日間)

 

シート設置の目的 : 交通安全誘導案内 既設区画線の目隠し

使用製品 : グランシャルシートサポートライン黒

 

自動運転車が通る区間を示すための誘導案内標示や注意喚起標示を設置。また既設区画線を隠すための黒色の仮ラインテープを設置。

 

 

 

 

交通社会実験:例2)
歩行者の安全性向上の実証実験

 

実験場所 :東京都多摩市:多摩センター

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実験目的 :

パルテノン大通りを中心に、空間演出の社会実験を実施。平日は「日常」、多摩センタースプリングフェスタの日は「非日常」など、シーン(場面)に合わせたさまざまな「実験」を体験して、様々な人の「声」を聞く実証実験を実施。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実験内容 :

①レンガ坂で自転車誘導空間を路面表示や案内掲示によるサインで表示して、歩行者優先である遊歩道の自転車走行を誘導し、歩行者の安全性の向上を目指す。

②パルテノン大通りで時速20km未満の電気自動車を活用した小さな移動サービス。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実験期間 :

①2024年3月15日(金)~21日(木)(7日間)

②2024年3月11日(火)~17日(土)(7日間)

 

シート設置の目的 : 交通安全誘導案内

使用製品 : グランシャルシート

 


 

①レンガ坂で自転車誘導空間を路面表示や案内掲示によるサインで表示。

 

歩行者の安全性向上を目的とした自転車歩行者区分を仮整備するため、自転車マークと矢印を設置。また横断時の安全確保のための横断歩道を路面に標示。

 

 

②パルテノン大通りで時速20km未満の電気自動車を活用した小さな移動サービス。

 

電気自動車の走行するルートを示すためのマークと矢印を設置。目的は自動車の誘導案内と歩行者の安全確保。

 

 

 

交通社会実験:例3)
バス停整備の実証実験

 

実験場所 :愛知県 名古屋市

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実験目的 :

新たな路面公共交通システムSRTの当初運行(名駅-栄)では、ウォーカブルな空間形成と合わせ、バス利用者が乗り降りしやすいテラス型の乗降・待合空間を目指す。本社会実験では、広小路通のバス停をテラス型「なごまちテラス」として暫定整備を実施。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実験内容 :

テラス型バス停への暫定整備の自転車走行空間の路面標示として使用。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実験期間 :2023年9月16日(火)~11月30日(土)(75日間)

 

シート設置の目的 : 交通安全

使用製品 : グランシャルシート

 

自転車の安全確保を目的とした、自転車走行空間の仮整備のため自転車マークと矢印、矢羽根、バス停注意マークを設置。

 

 

 

まとめ 交通社会実験後の路面標示の使用例

 

 

 

 

交通社会実験に最適な屋外路面シート製品

 

 

イベント空間への広告&サイン&ディスプレイに
最適な貼って剥がせる屋外路面印刷シート。

 

▌簡単に貼って剥がせる

▌様々な屋外路面に対応

▌優れた防滑性を発揮

▌印刷が消えにくい

製品の詳細情報はここをクリック

 


屋外路面 仮ラインテープ

サポートライン 白・黄

 

道路の舗装直後で区画線がすぐに引けない場合や
駐車場の一時的なライン標示を目的とした仮ラインテープ。

 

▌簡単に貼って剥がせる

▌路面の損傷がほとんどありません

▌耐久性は1日~3週間程度し(通行量により異なります。保証値ではありません。)

▌テープ表面にガラスビーズが結合夜間の視認性に優れています

製品の詳細情報はここをクリック

 


屋外路面 仮ラインテープ

サポートライン 黒

 

道路・駐車場の区画線など一時的に隠すことを
目的とした仮ラインテープ。

 

▌抹消作業がいりません
▌簡単に貼って剥がせる
▌耐久性は1日~2週間程度(通行量により異なります。保証値ではありません。)
▌路面の損傷がほとんどありません

製品の詳細情報はここをクリック

 

 

最新ニュース

 

01.総合カタログvol.10の発行

 

 

総合カタログvol.10を発行しました。製品情報や製品施工例、シートデザイン例、納入実績などの最新情報が記載されています。ご入り用の方は当社までお問い合わせ下さい。

また当社WEBサイトからPDF版をダウンロードすることも可能です。
https://www.sanko-kikaku.com/downloads/downloadcat/catalog-and-leaflet/

 

 

 

information

 

クイックシート 溶融タイプ 受取り後のお願い

 

クイックシート溶融タイプの受取り後、すぐに梱包ダンボールを開封して、シートの状態の確認をお願いします。
シートの軟化、段ボールへの貼りつきが無ければ、直射日光を避け、立て掛けずに涼しい場所で保管してください。

 

 

 

クイックシート 溶融タイプ 施工直前の注意点

 

 

クイックシート溶融タイプは熱により軟化、溶融します。そのため直射日光があたる環境下では、段ボールとシート、またはシート同士が貼付く恐れがあります。

 

 

・直射日光を避け涼しい所に保管して下さい。

 

・高温の路面には、直接シートを置かないで下さい。

 

 

人気の記事