※社内実験の一例であり、状況により今回の実験結果と異なる場合もあります。
今回はクイックシート溶融タイプ施工方法の社内実験をご紹介します。シート施工後の滑り止め材料種類別による滑り抵抗値の違いや、シート施工の際に使用するガスバーナーの種類別による施工時間の違いを社内実験しました。クイックシート溶融タイプ施工の際に、ご参考となればと考えています。
目次
クイックシート溶融タイプは施工時の加熱溶融後に、再起反射性や汚れ防止、防滑効果を高めるために「ガラスビーズ」と「シリカ(珪砂)」を推奨しています。今回は、それぞれ散布後の滑り抵抗値がどうなるかBPN測定機を使用して計測しました。
■実験内容
実験対象:クイックシート溶融タイプ(四角形状:300×300mm、カラー:青)
実験材料:● ガラスビーズ【30g】 ● シリカ(珪砂)【30g】
実験方法:シートを加熱溶融施工後、シート表面に実験材料を散布。
その後、BPN測定機でシート表面の滑り抵抗値を計測。
■実験環境
検 証日:2022年11月21日(月)、 時 間:10:00~12:00
天 気:晴れ(太陽光下)、 気 温:13.7°C、 路面温度:19.0°C
滑り抵抗値BPNとは
滑り抵抗値BPNは振り子式スキッドレジスタンステスタによって測定する値で、数値が大きいほど滑りにくくなります。
歩道舗装の湿潤状態で滑り抵抗値BPN40以上が望ましい。
結論:
アスファルト舗装要綱の「歩道舗装の湿潤状態で滑り抵抗値BPN40以上が望ましい。」とされている数値をガラスビーズ、シリカともに超えています。防滑性を特に高めたい場合はシリカ散布をお勧めします。
クイックシート溶融タイプはガスバーナーを使用して加熱溶融施工をします。ガスバーナーの種類によって火力が違うこともあり施工完了時間の長短を比較実験しました。施工実験に使用したのは「ガストーチバーナー(カセットボンベ式)」「草焼きガスバーナー(カセットボンベ式)」「プロパンガスバーナー(プロパンガス式)」の3種類です。
■実験内容
実験対象:クイックシート溶融タイプ(「軽」文字:500×500mm、カラー:白)
実験道具:● ガストーチバーナー(カセットボンベ式)
● 草焼きガスバーナー(カセットボンベ式)
● プロパンガスバーナー(プロパンガス式)
実験方法:シートを加熱溶融施工し、施工完了時間を計測。
■実験環境
検 証日:2022年11月21日(月)、 時 間:10:00~12:00
天 気:晴れ(太陽光下)、 気 温:13.7°C、 路面温度:19.0°C
結論:
草焼きバーナーとプロパンガスバーナーはクイックシート溶融タイプの加熱溶融施工には適している。シートを施工する際にプロパンガスバーナーは長時間、安定的に加熱溶融施工が可能のため、お勧めします。
グラウンドデザイン課
今年の5月に入社し、6か月の研修を経てグラウンドデザイン課の営業に配属となりました。
まだ知識や経験が足りなく不慣れな部分が多いですが、先輩方の姿から学び着実に自分のものにしていきたいです。
これから担当地区を持ち業務をする際には、実際にお客様と顔を合わせてお話する機会があると思います。その際は何卒よろしくお願いいたします。
好きなこと アウトドア
春から秋の間は登山やキャンプ、冬の間はスノーボードと自然の中で過ごすことが好きです。
今年はあまり行くことができなかったので、来年こそは日本のいろいろな場所でアウトドアを楽しみたいと思います。
お客様が施工された当社製品の施工例写真を随時募集しております。下記アドレスまで送信をお願いいたします。
お礼として粗品(クオカード500円)を進呈させていただきます。
シート製品を気温が低い環境で施工する際には、下記の件を特に、ご注意お願いします。
● 設置路面に凍結防止剤等が残留している場合、必ず除去を行ってください。
●設置路面温度が低い場合、設置路面を加熱することで、
シートの接着強度が高くなります。
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