初稿日:2022.07.22
更新日:2024.09.19
気温が高い今の季節、それにあわせてアスファルトの路面温度も高くなります。そのような中、クイックシート溶融タイプは、施工直前・保管時に注意することがあります。
その注意事項を実証するために社内実験をしました。内容はクイックシート[ 溶融タイプ ]を夏期の直射日光が照っている状況でアスファルト路面に放置すると、どのようになるかを観測しました。
目次
直射日光下のアスファルト路面に梱包用ダンボールを配置。その上にクイックシート[ 溶融タイプ ]の実験サンプルとして、濃い色味と薄い色味の6色(白・黒・青・緑・赤・ライトブルー)を置き、10分間と20分間と30分間とそれぞれ放置。
その後、シートと梱包ダンボールの付着状況やシートの状態を観測しました。今回は放置して20分間後の結果をご紹介します。
■実験環境
検証日:2022年6月28日(火)
時 間:13時15分~13時45分
天 気 :晴れ(太陽光下)
気 温:37.6℃
路面温度:60℃
※社内実験の一例で、状況により下記結果と異なる場合もあります。
経過時間:20分間 天気:晴れ(雲少し) 路面表面温度:58°C
白
シートと梱包ダンボールとの付着は無し。シートの軟化も見られず。
シート表面温度:43°C
黒
シートの一部が溶けて、梱包用ダンボール、保護テープに付着。どの色よりも表面温度が高い。
シート表面温度:71°C
青
シートの一部が溶けて、梱包用ダンボールに付着。
シート表面温度:66°C
緑
シートの一部が溶けて、梱包用ダンボールに付着。
シート表面温度:69°C
赤
シートと梱包ダンボールとの付着は無し。ただしシートが軟化している。
シート表面温度:62°C
ライトブルー
シートと梱包ダンボールとの付着は無し。ただしシートが軟化している。
シート表面温度:58°C
直射日光があたる環境にクイックシート [ 溶融タイプ ]を短時間でも放置した場合。
→ 濃い色味のシートは、シートと梱包ダンボールが付着する可能性が高い。
→ 色味のあるシートは軟化して、施工しづらくなる。
● 施工直前までは、高温の路面に直接シートを置かないでください。
● 直射日光下を避け涼しい所に蓋をして保管してください。
営業課
今年4月より入社し、3ヶ月の研修を終え東京営業所の営業課に配属となりました。自分が携わった商品として製作され実際に設置される仕事に達成感や魅力を感じております。路面の状況や環境により、提案する製品が異なる為、難しい部分もございますが、お客様に最適な提案が出来る様に知識や経験を積んで参ります。まだまだ不慣れな部分がございますがよろしくお願いいたします。
好きなこと ドライブ
車の運転が好きで、近くの観光地や景色が良い所にいくと気分転換になります。今は車を持っていない為、いつかはマニュアル車を購入して自分の好きなところに行きたいと考えています。
クイックシート溶融タイプ施工方法を新たに作成しました。シート施工の一連の流れやシートの炙り方のポイントなどをご紹介しています。当社のYOUTUBEサイトからご覧になれます。
https://www.youtube.com/user/sanko5535/videos
クイックシート溶融タイプの受取り後、すぐに梱包ダンボールを開封して、シートの状態の確認をお願いします。
シートの軟化、段ボールへの貼りつきが無ければ、直射日光を避け、立て掛けずに涼しい場所で保管してください。
クイックシート溶融タイプは熱により軟化、溶融します。そのため直射日光があたる環境下では、段ボールとシート、またはシート同士が貼付く恐れがあります。
・高温の路面には、直接シートを置かないで下さい。
・直射日光を避け涼しい所に保管して下さい。
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