ブログ > 路面標示[ 交通安全対策 ] > 子どもを守る交通安全対策[ キッズゾーン・スクールゾーン ]

子どもを守る交通安全対策
[ キッズゾーン・スクールゾーン ]

初稿日:2022.07.11

更新日:2023.07.05

 

子どもを守る交通安全対策として生活道路区域に「キッズゾーン」「スクールゾーン」などの道路整備が増加しています。増加している理由として、生活道路の交通事故の現状から読み取ることができます。

 

この他にもキッズゾーン、スクールゾーンとは何か、それらのゾーン内の当社の屋外路面シートを使用した交通安全対策の道路整備例(路面標示)をご紹介します。 

 

 

 

1.生活道路の交通事故の現状

 

交通事故の死者数は1965年の16,765人をピークに減少の一途をたどっています。それに比例して下の表1のように幹線道路での交通事故件数も減少傾向です。一方、生活道路での事故件数も減少していますが、幹線道路と比べると減少割合は小さいことがわかります。

 

下の表2を見ると分かるように自動車の速度が30km/hを超えると歩行者と衝突した際の致死率は急激に増加します。
50km/hを超えた場合は致死率が80%を超えてきます。そのため生活道路区域内の最高速度30km/hの速度規制が交通安全対策として重要となってきます。

 

 


2.キッズゾーンとは

 

キッズゾーンとは、保育所等が行う散歩等の園外活動の安全を確保するために、車両の運転者に対して注意を喚起することを目的として設定した道路の区域のことです。
その範囲は、保育所等を中心に半径500m程度の道路が対象となっています。

 

 

クイックシート 奈良県 大和高田市
W1500×H2000mm 【 D-SZ-83 】
クイックシート 石川県 能美市
W1200×H2500mm 【 DM-1779 】
クイックシート 静岡県 静岡市
W1200×H2500mm 【 D-SZ-90 】
クイックシート 埼玉県 羽生市
W1000×H300mm 【 DM-1927 】

 

 

「キッズゾーン」での交通安全対策

道路整備事例

出典) 警察庁交通局

キッズゾーンの路面標示に合わせ、

道路標識・標示の高輝度化、交通安全施設の整備。

 

スクールゾーンと同様に一方通行、大型通行禁止、
一時停止等の交通規制を検討し、路側帯を設置。

 

未就学児が移動する経路の対策として、
ゾーン30の整備を含めた交通安全施設の整備。

 

 


3.スクールゾーンとは

 

スクールゾーンとは、交通事故から子供たちを守るために設定された交通安全対策の重点区域のことです。その範囲は、小学校を中心とした半径500m程度の通学路が対象となっています。

 

スクールゾーンは都道府県の公安委員会が決定した道路交通法上の規制が適応されます。代表的な交通規制は、時間指定の車両通行禁止です。これを違反すると、違反点数と反則金の対象となります。

 

 

 
クイックシート 茨城県 潮来市
W2000×H4000mm 【D-SZ-88 】
クイックシート 千葉県 船橋市
W1500×H3600mm 【 D-SZ53 D3 】
クイックシート 千葉県 船橋市
W800×H2200mm 【 DM-1742 】
クイックシート 岡山県 津山市
W1200×H3000mm 【 D-TWN-298 】

 

 

「スクールゾーン」での交通安全対策

道路整備事例

出典) 一般社団法人全国道路標識・標示業協会
「通学路・スクールゾーンの安全対策整備ガイドライン」

 

スクールゾーン標示、路面シートを貼付する。

 

車両用防護柵の設置と歩道のカラー化。

 

歩道を片側に寄せて設置する。

 

● 車道を狭くして一方通行規制にする。

 

 


4.さいごに

今回は「子どもを守る交通安全対策[ キッズゾーン・スクールゾーン ] 」をご紹介しました。これらの路面標示に関してデザイン作成やご提案もしているので、当社までお気軽にお問い合わせしてください。

 

この他にも生活道路の交通安全対策として「ゾーン30・ゾーン30プラス」もありますのでご紹介する予定です。

 

人気の記事